示現塾 2005年06月26日(日) 本格版 399号
第5問 情報化と経営(AN,PM,AE,SS,SD向け)
分野-7-4-1/技術レベル-II/出題頻度-中/出典:CM15-46
定期発注方式に関する記述として,適切なものはどれか。
ア ABC分析の結果のB品目やC品目に向いた発注方式である。
イ 具体的な在庫管理方式として,ダブルビン法や三棚法がある。
ウ 正確な需要予測が要求され,発注量の計算が複雑になる。
エ 発注点や安全在庫などの基準を適切に決める必要がある。
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私の解答:ウ (正解:ア)
解説:ア ABC 分析の結果の B品目やC 品目となるのは、重要性のない在庫品である(重要なのは、A品目である)。重要性がない在庫品は、通常単価が低いが大量にあるボルトとかナットのようなものであり、定期発注方式が適している。定期発注方式は、毎月末日になったら発注するというように発注間隔を一定にして発注する方式である。発注する量は、発注日に、次の発注日までに出庫するであろう数量を予測して決定する。
イ ダブルビン法や三棚法は、定量発注方式の一つである。ダブルビン法は、2つの容器(ビン)を用意し、その中に在庫品を入れ、片方がゼロになったら、その分を発注する方法である。発注日から納品日までの間は、もう片方の容器(ビン)の在庫を使用する。つまり、1つのビンが選択肢エで言う発注点になっている。三棚法は、ダブルビン法の拡張であり、3段の棚を用意する。1つの棚の在庫品がゼロになったら、その分を発注する。発注日から納品日までの間は、残りの2つの棚の在庫を使用する。つまり、2段の棚の在庫量が発注点になっている。
ウ 正確な需要予測が要求され、発注量の計算が複雑になるのは、MRP(Material Requirements Planning:資材所要量計画)である。MRP は、需要予測に基づいて、各製品の生産計画数を決め、その生産に必要な部品数の総量(総所要量)を部品展開を行って計算する。総所要量から有効在庫量と発注残を差し引き、発注が必要な部品数量(純所要量)を算出する方法である。
エ 発注点や安全在庫などの基準を適切に決める必要があるのは、定量発注方式である。定量発注方式とは、在庫がある水準(これを発注点という)を下回った時に、一定量を発注する方式である。安全在庫は、発注日から納品日までの間に在庫がゼロにならないようにするために、余分に持っている在庫である。発注点は、発注日から納品日までの間に平均的に出庫する量に、安全在庫を加算した量になる。